大峯山のふもとにある奈良県吉野郡天川村洞川(どろがわ)は修験道とともに歩んで参りました。その中で役行者の従者 前鬼、後鬼の流れをくむ当家は先祖代々、家伝薬の陀羅尼助を販売しております。
これも役行者のおかげとご遺徳に感謝し、今も大峯山に参拝される山上講社の皆様のお世話をさせて頂いております。この山伏達から全国に広まった「陀羅尼助ファン」には、通信販売でお応えしております。
洞川の旅館街を歩くと縁側が開放されている造りが多いことに気づきます。これは大峯山参拝の信者達が一度に大勢出入りできるようにするためだったようです。洞川と大峯山参拝の関わりの深さがわかりますね。だからなのか旅館、陀羅尼助店には縁側がしっくりきます。
隠れ里の湯、洞川温泉は見事な吉野杉の山々に囲まれ、山上川の清流に沿った町並みが続きますが、5月以降の観光シーズンにはそこかしこで縁側に座って語らうお客様との交流が見られます。
大峯参拝のオアシス
松谷清造本舗 大峯山茶屋
(大阪府警大峯山同好会連絡所)
松谷清造本舗と山上講社の人達を結ぶ当店の大峯山茶屋(以下=山小屋)です。昭和25年のジェーン台風で倒壊し更地となっておりましたが平成元年に新築開店いたしました。現在、この参道は「世界遺産」の一部であるため今後は新築不可能と聞きます。
山小屋は1520メートルの高所に位置し、この先に大峯山修行本番の岩場がひかえるため、登山者はここで休憩し気力と体力を充実させて行場に挑むことになります。
(5/3〜9/23の開山期間中は土日のみ開店しています)
新築後、20年近く当店山小屋を守ったのが叔父である松谷三男(まつたに みつお)です。警察官として長年勤務したのち、退職後は若い頃から好きだった大峯山へ通い、山開き期間中の多くの時間をこの山小屋で過ごしました。
沢山の人が叔父「三爺(ミツジイ)」がいる山小屋を目指し何度も大峯参りをされたのは、叔父が持つ人間的な魅力と心遣い、登山者への温かい眼差しがあったからでしょう。叔父の大峯山への思いは強く参拝者が行場などに目印が無く迷ったり困ったりしていることを知ると、一念発起。洞川地区関係者の協力などもあり、関係省庁から許可を受けて退職金などの自費で山中の行場各所や分岐点に石碑や標識石を数多く建立しました。これにより参拝者の利便性や山の美観が大いに向上し、今も多くの参拝者から感謝されています。
80才で山を下りてからも大峯山や馴染みのお客様のことが気に掛かるのか、時折り電話でお客様や山の様子を訊ねてくれるなど、本当に心のあったかい人でした。未だに多くのお客様が三爺の事を懐かしく語ってくれます。
叔父は2012年の暮れ、皆に惜しまれつつこの世を去りましたが、現在も叔父の意志を継ぎ、皆で力を合わせ山小屋を開けて皆さまをお待ちしておりますのでご来山の折にはお気軽に声をかけて下さって、お茶でも召し上がってください。
大峯山は別名を山上ヶ岳ともいい、ここに参拝する山上講は近畿一円を中心として栄え、大峯山と大峯信仰を支える一大信仰集団です。現在でも千近くの講社が毎年参拝に訪れます。
(日本には冨士講、伊勢講、御嵩講などの信仰団体があり、山上講もそのひとつです)
毎年お参りになるので、天川村洞川に安定した収入をもたらしてくれます。
人数の多い講社には山案内人がつきますが、当初は「陀羅尼助店」の当主自らが山案内につき、参拝客と親しくなるように努力しました。お参りした人々が厳しい修行を終えて旅館に着くと、当主は休む間もなく着替えて「陀羅尼助」を旅館に売りに行ったということです。
「陀羅尼助」は大峯山参拝記念の土産としての意味合いもありましたが、胃腸にとてもよく効く薬でしたので、愛用する人が増え、家庭の常備薬として重宝されるようになっていきました。山伏が「陀羅尼助」の伝道者ともなり、現在の「陀羅尼助」の繁栄を支えてくれたといえるかもしれません。
当店を育ててくださった
大峯参りの人々
山上講社(昭和初期)
店舗外観
相談カウンター/商品陳列
お客様 応接室
販売業者 | 松谷清造本舗(まつたにせいぞうほんぽ) |
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運営統括責任者 | 松谷光尚(まつたにみつひさ) |
資格・免許 | 医薬品 店舗販売業 M00253号 |
販売品目 |
第2類医薬品、第3類医薬品 |
商品の使用期限 |
使用期限が最低でも4年以上のものを販売しています。 |
勤務資格者 |
松谷 美登里(登録販売者) 登録番号:29-08-10011 |
住所 | 〒638-0431 奈良県吉野郡天川村洞川152 |
電話番号 |
0747−64−0232 |
FAX |
0747−64−0709 |
営業日時 |
年末年始12月30日〜1月3日を除く毎日 9:00〜17:00 営業時間外のFAXご注文、お問合わせ対応は翌営業日以降になります |
メールアドレス | ご質問等は お問い合わせフォーム をご利用ください |
ホームページアドレス | https://oomine.jimdo.com/ |
松谷清造本舗および洞川、天川村方面への交通アクセスは こちら も参考になさってください